02
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
--
>>
<<
--

My life with Tigers 

タイガースの戦いに一喜一憂しながら、
日々の生活は続いてゆく

小説「神様からひと言」
「いまの自分じゃない本当の自分なんて、いまのここじゃない本当の居場所なんて、探す必要はどこにもないことに気づいていなかった」

片道1時間の電車通勤は、僕にとっては楽しい読書の時間。
前から書店で見かけるたび、気になっていた小説。

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。

仕事柄、僕もクレームを受ける事が多いだけに、興味はあったものの、どんな描き方をされてるのか不安でもあった。何かクレーマーを珍しい動物みたいに扱って面白がってるだけの小説だったら嫌だなって。

実際、クレーマーの人達の抱えている怒りとか憎しみとかって感情に触れると、どこからその不のエネルギーが沸いてくるんだろうって思ったりする。
彼らの抱えているストレスは何だろうって思う。

世の中や社会や環境のせいにしてしまえば簡単なんだろうけど。

電車が時間通りに来ないとイライラしたりするけど、電車が時間通りにくる社会なんて、世界にどれだけあるんだ。
電車がある環境ってどれくらいあるんだろ。

自分が感じている社会なんて、自分で思い描いてるだけの社会で、本当はもっと自分は自由なのかもしれない。

一日が24時間なんて誰が決めた。

小説の中で、主人公は環境に振り回されながらも、自分の本当に大切なものを探していく。大切なものって何だろう、自分がしがみついてるものって何だろ、そんなことを、この小説を読みながら考えてしまいました。

まあでもストーリー自体は、ユーモア満載で最後まで面白く読ましてもらいました。
映画やドラマでもそうだけど、面白い小説とか読むと登場人物にものすごい愛情を感じてしまうというか、近い距離を感じてしまう。離れるのが寂しくなるような。この小説もそうだったなぁ。

結局、面白いかどうかっていうのは、どれだけ登場人物に感情移入できるかどうかって事なのかな。
| 書籍 | 02:25 | comments(1) | trackbacks(0) |